仕事を終えて双子を保育園に迎えに行き、夕飯を作って食べさせ、寝かしつける。
ようやく訪れる夜の自由時間。
わが家は共働きということもあり、この時間は夫婦ともに疲れていてライフはゼロ。
もともと口数が多いタイプでもないので、食事中も、わずかな自由時間も、それぞれがスマホを触って自分の時間に没頭し、静かに時間が過ぎていきます。
「何か話した方がいいのかな」
「でも、特にネタがないな」
そう考えているうちに、何を話せばいいのか分からなくなる。
そんな“会話が苦手な僕”を救ってくれたのが、保育園の連絡帳アプリでした。
「なぜ私に聞くの?」という無言の問い
以前の僕は、食事中によく妻にこう聞いていました。
「今日の子供たち、どうだった?」
自分なりに家族に関心を持とうとしての歩み寄り。
けれど、妻の反応はどこか冷ややかで、「またその質問…?」という空気が流れることもありました。そのたびに、僕は少し気まずくなり、会話が続かない。
今思えば、共働きで同じように育児をしているのに、僕が妻に“報告”を求める姿は、彼女の目にはこう映っていたのかもしれません。
- 「あなたも親なのに、なぜ私が説明しなきゃいけないの」
- 「私だって疲れてるのに、毎日プレゼンするのはしんどい」
僕にとっての“歩み寄り”は、妻にとっての“負担”。
知らず知らずのうちに、妻は子供のことをよく知っているだろうと思い込んでいて、質問だけをしてしまっていたのだと気づきました。

連絡帳アプリが「報告」を「対等な会話」に変えた
そんな空気を変えようと試行錯誤していたときに、これいいなと思ったのが保育園からくる連絡帳アプリでの、保育園での子供たちの様子です。
アプリを通じて、子供たちが保育園でどう過ごしているのか情報を知るようにしました。
すると、会話の質がガラッと変わったんです。
双子でも「全然違う」二人の社会性
連絡帳には、双子それぞれの園での様子が書かれています。
娘は友達がたくさんいて、あちこちの輪に入って楽しんでいる。
一方で息子は、自分の世界を大切にしながらマイペースに過ごしている。
「二人は全然違うんだね」
「それぞれのペースで成長してるんだね」
僕も妻と同じだけの“発見”をしているからこそ、こうした何気ない会話が自然と生まれるようになりました。
妻との「会話の扉」を開く鍵
妻は、自分から今日の出来事をペラペラ話すタイプではありません。
だからこそ、今はアプリを“会話の呼び水”として使っています。
妻に「どうだった?」と聞く必要はありません。
- 「今日の娘の写真、友達とすごく楽しそうだったね」
- 「家ではイヤイヤなのに、園ではお利口さんなんだね」
“既読前提の感想”から話を振ると、「実は先生がね…」と妻の話が自然と広がっていく。
会話は「妻から情報をプレゼンしてもらう」から、夫婦で「子供の成長を共有するもの」へと変わりました。
そして、やっぱり妻はすごいなと思うところがあります。
それは、追加で先生から様々な情報を得ていることです。
僕は朝の送迎に毎日先生と顔を合わせますが、「今日もお願いします」で終わってしまいます。それに対して妻は、先生と話して子供たちの保育園の様子をたくさん聞いているので、一度会話が広がると、「こんなこともあったよ」と連絡帳ではわからないことまで教えてくれます。
まとめ:僕たちの「共通言語」
妻の性格や、共働きで疲れ果てている現状を変えることは難しい。
でも、会話がないという状態に対しては、僕はアプリを読み込み、“子供たちが今日何をしたか知っている状態”で話をするだけで、食卓の空気は少しずつ柔らかくなりました。
会話が苦手な僕ですが、ちょっとした心がけで、夫婦での会話も楽しくなりました。
また、保育園での子供たちの成長を知り、家と外での性格の違いも知り、育児が今までよりも楽しくなりました。

【あとがき】
皆さんは、夫婦の会話のきっかけをどう作っていますか。
「当たり前」だと思っていた質問が、実は相手の負担になっていることもあります。
ツールをうまく使いながら、無理のないコミュニケーションを探していきたいですね。