「うるさい」と感じる男の心理と、そこからの脱却法
導入
夫が食器を片づけないことに不満を持つ妻は多いと思います。私も結婚前はその典型でした。
一人暮らしの頃は、食事後の片づけが面倒で、寝る前まで放置したり、翌朝まで残してしまったり。片づけはするものの、かなり遅い。台所の清潔感はなく、ずぼらな生活でした。
結婚後に訪れた現実
結婚してからもその生活を続けていたら、当然、妻の不満が溜まっていきました。妻は食事後すぐに片づけるタイプ。台所を常に清潔に保ち、綺麗好きで、食べ終わった食器を放置することが我慢できない人でした。
そしてある日、妻からLINEで長文の怒りが届きました。
「私ばかり食器の片づけをやらされて、あなたは何もしないなんて。何考えてるの? 妖精がやってくれると思ってるの? もう限界!」
妻のありのままの感情が並んだその文章を読んで、私は反論するよりも反省しました。自分の都合だけで動いてしまい、夫婦で協力することを忘れていたのではないか。結婚するときに「家事も育児もしっかりやっていこう」と話し合ったはずなのに…。だからこそ、妻の怒りは私にとって大きな気づきになりました。
妻の指摘と父の心理
ただ、洗い物はやっぱり面倒でした。一人暮らしの二倍の食器。スポンジに洗剤をつけて汚れを落とすのに時間がかかる。そして、ちゃんとやったつもりでも、妻からは改善の指摘が多くありました。
- 食器に泡が残っている ⇒ 「泡をちゃんと洗い流してね」
- 洗剤がなくなったのに予備の場所を知らない ⇒ 「詰め替えの場所を覚えておいて」
- 食器を食器棚に直さない ⇒ 「直すまでが片づけだからね」
- 洗剤が切れても詰め替えをしない ⇒ 「なくなったら詰め替え用を入れてね」
妻は不満や怒りではなく、良かれと思って指摘してくれていたのだと思います。
今の自分が昔の自分を見たら、妻と同じように改善を指摘すると思いますし、言い方も「なんでできないの」とあきれたようなものになっていたと思います。妻も似たような気持ちだったのかもしれません。
改心と習慣化
その妻の指摘に対して、当時の私は反発してしまいました。今思えば恥ずかしいことですが、指摘されるたびに「せっかくやったのに」と逆ギレに近い感情を抱いていたのです。努力を認めてもらえないと勝手に思い込み、幼稚なプライドが邪魔をしていたのだと思います。
そこで私は、妻の改善点に対して「次からは注意されないように意識する」ことを心がけました。同じ失敗を繰り返さなければ、自分が成長していると実感できるし、妻も安心できると思ったからです。
さらに、すべてが妻のルールにならないように、自分の考えも伝えるようにしました。例えば、食器の置き場所について「もっとこうしたほうが片づけやすい」と提案し、夫婦でルールを調整していったのです。そうすることで、ただ従うだけではなく、共同で家事を作り上げていく感覚が生まれました。
そうして、妻の指摘は減っていき、やがてゼロになりました。そこまでに2週間ほどかかったと思います。その間、心の中で「うるさいな」と何度も思うこともありましたが、妻からの指摘がなくなったことで「ちゃんと俺もできるじゃん」という自信につながりました。
文明の利器の力
とはいえ、人間、疲れている時はどうしてもサボりたくなるものです。そこで「意志の力」に頼るのをやめ、「文明の利器」に頼ることにしました。それが食洗機です。双子が生まれる前に導入しましたが、結果的に育児が始まってからも家事を楽にするアイテムとして大活躍しています。
まとめ
私は「片づけない夫」から「すぐ片づける夫」に変わりました。妻の指摘は、私にとって反省と成長のきっかけになったのです。
夫婦生活では、相手に直してほしいと願うよりも、まず自分が変わることが大切。そうすることで、夫婦仲も日常の楽しさも守れるのだと思います。
そして、父の心理を知ることで、夫婦の理解はもっと深まるはずです。
あなたの家庭では、食器の片づけルールはどうしていますか。