【両立育児の落とし穴】効率を求めすぎて、子どもの挑戦が抜けていた話

🏠 はじめに:効率を優先して、子どもの挑戦を見逃していませんか?

育児と仕事の両立。
我が家は双子なので、効率的に回していかないと、一人に時間をかけている間に、もう一人に何もできない状況が生まれてしまいます。

だからこそ、オムツ替えも、靴履きも、食事の準備も——親がやった方が早い。
その方がスムーズに仕事に行けるし、自分の時間もできる。

効率を優先することは、決して悪いことじゃない。
むしろ、共働き家庭にとっては必要な工夫です。

でも、保育参加で先生の関わり方を見て、ハッとしました。
「うちでは“やってあげすぎていた”かもしれない」と。


🧑‍🏫 保育園での気づき:先生は“挑戦する気持ち”を育てていた

娘は、家ではスプーンをなかなか使いません。
でも保育園では、先生が最後までそばにいて、
「スプーンを持って食べようね」と、根気強く声をかけてくれていました。

その姿を見て、嬉しくなりました。
「うちの子も、ちゃんと育ててもらってる」と思えたからです。

他の親も「先生が教えてくれてるから助かる」と言っていました。
実際、保育園の先生たちが根気強く関わってくれることで、子どもたちは少しずつ“できるようになっていく”のだと感じました。

でもそれは、ただ教えているだけではなく——
子どもが“やってみたい”と思えるように、環境や声かけを工夫しているからこそなんだと、私は気づきました。

子どもたちの挑戦を尊重し、待ってくれる先生たちの姿勢には、心から感謝しています。
家庭ではなかなか真似できないことも多いけれど、先生たちの関わり方は、親としての学びの宝庫です。


🏠 家庭で試してみた:効率と挑戦のバランスを意識した関わり方

休日だけは、保育園のように“待つ育児”を試してみています。

  • オムツ替えのとき、小さな椅子に座らせてみる
  • 食事の前に「エプロン取ってきて」と声をかけてみる
  • お菓子の時間も「座って食べようね」と伝えてみる

すると、子どもたちが時間をかけてでも 自分でやろうとする姿 が見えてきました。
スプーンでお味噌汁をすくって、口に入れようとしてこぼす——そんな場面も、今は見守るようになってきました。

でも、双子育児では常に“待つ”ことはできません。
だからこそ、効率と挑戦のバランスを意識した関わり方を考えるようになりました。

🕒 平日の朝は「効率優先」

  • 時間がないので、親が積極的に介入
  • 着替えも食事も、親が手早く進める
  • 子どもが「自分でやりたい」と言っても、待てないことが多い

これは、仕方ないことだと思っています。
仕事に遅れられないし、家事も山積み。
効率を優先する場面があるのは、現実的な選択です。

🌙 夕方〜夜は「挑戦を見守る時間」

  • 「やってみる?」「ゆっくりでいいよ」「○○手伝って」など、親から声かけ
  • 子どもが挑戦を始めたら、できるだけ見守る
  • できたら、必ずほめる——「自分でできたね」「すごいね」と言葉にする

この時間は、子どもたちの“やってみたい”を育てるチャンス。
親が少し余裕を持てる時間だからこそ、挑戦を尊重する関わり方ができるようになってきました。


👨 父親としての気づき

私は父親ですが、父親の中には、どうしても仕事で効率を求めている姿勢が育児にも出てしまう人もいるかもしれません。
でも、子育てにおいては、少しだけその効率を抑えてみることも、大切なのではないかと思います。

子どもが「自分でやってみたい」と思えるような声かけや、
その挑戦を見守る時間は、親子の信頼を育てる貴重な瞬間です。


🤝 まとめ:仕事と育児の両立には、バランスが必要だった

効率的な育児は、共働き家庭にとって必要な工夫。
特に双子育児では、効率がなければ日常が回らないという現実があります。

でも、子どもの“やってみたい”を見逃さないためには、
親の意識の切り替えと、待つ勇気が必要でした。

保育参加を通して、
「効率」と「挑戦」のバランスは、親の意識から始まるという気づきを得られました。

今は、休日だけでも“待つ育児”を取り入れています。
完璧にはできないけれど、子どもたちの挑戦する姿を見守る時間を、これからも大切にしていきたいと思います。

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