いつもの「気づき」や「ノウハウ記事」とは少し違って、今回は私自身の体験談と、そこで感じた戸惑いについて紹介します。
答えはまだ見つかっていませんが、同じような場面に出くわした方がいたら、ぜひ一緒に考えてみたいと思っています。
👨👩👧👦妻たちは育児トークで大盛り上がり。でも父親たちは…
先日、双子つながりの家族が集まるイベントに参加しました。
正直、私は前日までその存在を知りませんでした。
妻たちはLINEでずっと盛り上がっていたようですが、私が気づいたのは、共有スケジュールに「双子の会」とだけ書かれていたのを見たとき。
「これ、何?」と聞くと、妻はあっさり「言ってなかった? 他の家族もパパ来るみたいだから、あなたもね」と。
(え、明日いきなり父親同士で顔合わせ? どうしよう…)
そんな不安を抱えつつ、当日を迎えました。
会場は、ママたちの熱い育児トークと子どもたちの賑やかな声でいっぱい。
妻はすぐに他のママさんたちの輪に入り、情報交換に夢中です。
一方、私を含めたパパたちは、なんとなく距離を取りながら子どもを見守るポジションに…。
🤝ママ友がすぐ仲良くなれる理由(夫目線で考察)
初対面とは思えないほど、妻たちの会話はスピーディーで熱量たっぷり。
「わかる、わかる!」「うちはこうしてるよ」と共感と情報交換が止まりません。
なぜ、こんなにも打ち解けるのが早いのか?
夫目線で見えてきた、ママ友交流の“3つの鍵”があります。
🔑1. 目の前の悩みを「どうしてる?」と共有する姿勢
「寝かしつけが大変なんだけど、どうしてる?」
「離乳食、うちはこうしてるよ」
——“今すぐ使える情報”を交換することで、会話が自然と深まっていきます。
🔑2. 「共感」から始まる安心感
「うちも大変」「寝不足で辛いよね」
——まず感情を共有することで、心理的な壁がスッと下がる。分析や警戒がいらない空気が生まれます。
🔑3. 共通の経験が連帯感を生む
双子育児ならなおさら。
他ではなかなか分かってもらえない苦労や孤独感を乗り越えてきた“仲間”だからこそ、初対面でもすぐに打ち解けられるのかもしれません。
🧍♂️パパたちの距離感と、話しかけづらさの正体
ママたちの熱い交流を横目に、パパたちは少し離れた場所で静かに子どもを見守る。
挨拶や軽い声かけはあるけれど、そこから一歩踏み込むのが難しい。
その理由を、3つに整理してみました。
👔1. 育児の話題が「情報交換」になりにくい
育児のやり方は家庭内の役割分担に直結していて、外に「正解」を求める空気になりにくい。
「うちはこうしてます」で終わってしまうことが多いんです。
👔2. 仕事やキャリアの話題に遠慮してしまう
「相手の仕事が大変そうだったら?」
「収入や肩書きでマウントと思われたら?」
——そんな気遣いが先に立って、無難な話題で終わってしまいがち。
👔3. 「妻についてきた」立場と、話の糸口のなさ
今回の集まりも、妻が主導で企画したもの。
私は“ついてきた人”という感覚が強くて、主体的に交流しようという気持ちになりづらかった。
共通の趣味もわからず、何を話せばいいのかも見えない。
話しかけたい気持ちはあるのに、その一歩が踏み出せない——そんなもどかしさがありました。
👨👨👧👦父親同士のつながりって、やっぱりちょっと難しい
今回の集まりで改めて感じたのは、
「パパ友との交流は、ママ友とは別の難しさがある」ということ。
ママたちは「情報」と「共感」という必然性でつながっている。
でもパパたちは、共通の話題や交流の必要性が見えづらく、どうしても“運”や“個人の努力”に頼るしかない。
子ども同士が楽しそうに遊んでいる姿を見て、
「今だ、話しかけよう!」と戸惑っているのは、きっと私だけじゃないはず。
もしかしたら、他のパパも同じように「何を話そう…」と静かに見守っているのかもしれません。
💬結局、どうしたらいいんだろう?
正直、決定的な解決策はまだ見つかっていません。
そもそも、交流の必要性をあまり感じていないパパもいるかもしれない。
それでも、ふとした瞬間に「誰かに話を聞いてほしい」「育児のこと、ちょっと話してみたい」と思うことはあるはずです。
その一歩を踏み出すのは、やっぱり勇気がいる。
だからこそ——この記事を読んでくださった皆さんの知恵を、ぜひ貸してください。