🏥 病院に連れて行くのは誰?—双子育児での“役割分担”とその再調整

夫婦の連携

朝、子供の体調が悪いとわかった日。
「病院、誰が連れて行く?」という判断が、いきなり目の前に現れます。

我が家は双子育児。
一人が病気でも、もう一人は元気。
そして、夫婦それぞれに仕事がある。

今日は、そんな“病院に連れて行くまでの判断”について、
我が家のリアルを記録してみます。

🤝 夫婦で話し合う朝

朝の時点で、息子が発熱。保育園には連れていけない。
妻と「どっちが病院に行く?」という話になりました。

お互いの有休残数、今日の仕事の状況、会議の有無を共有してみると、
僕の方が余裕があることがわかりました。

「じゃあ、今日は俺が病院に連れていくね」
そんなふうに決まったのですが、実は最初、
病院を連れて行ったあとに、昼から在宅勤務も考えていました。

でも、体調不良の子供は、べったり甘えたモード
「本読んで」「抱っこして」「そばにいて」——この調子じゃ仕事どころじゃない。

何度か子供の看病を経験して、この子とちゃんと向き合うことが、
子供にとって大切なことなんだと学んでいたので、
在宅勤務はやめて、しっかり有休を取ることにしました。

(もちろん、事情によっては妻にお願いしたり、在宅勤務で乗り切った日もあります)

👧 もう一人の子はどうする?

娘は元気だったので、保育園に連れていく。
もちろん、有休を取った僕が送っていきました。

でも、娘がいつもと違う行動をすることに気が付きました。
家を出るとき、もう一人はどこに行ったのか探すように、あちこちを見る。
車に乗ったとき、隣に誰もいないことを指さす。

「なんで弟だけパパと一緒なの?」
「なんで私は保育園なの?」
そんな気持ちが、言葉にならなくても、表情に出てます。

だから、保育園に送るときは、
「今日は弟が病院に行くから、パパが一緒にいるね」
「○○ちゃんは元気だから、保育園で楽しく過ごしてね」
と、ちゃんと理由を伝えるようにしています。

🏥 病院に行ってみて

ふだんは妻が病院に行ってくれているので、僕が行くのは久しぶり。
でも、いざ行ってみると、意外とわからないことだらけでした。

受付の流れ、問診票の書き方、診察券の扱い、薬局の場所——
どれも「当たり前」のようで、実は経験がないと迷うものばかり。

特に難しかったのが、先生への伝え方
子供の様子をしっかり観察していないと、
「いつから体調が悪化したか」「下痢や嘔吐はあったか」「熱は何度か」など、うまく伝えられない。

しかも双子なので、もう一人の子から移った可能性もある。
だから、もう一人の子の様子も含めて、妻に確認してから病院に向かうようにしています。

その一つ一つに戸惑いながら、
妻がいつもやってくれていたことの多さに、あらためて気づきました。

✅病気の朝を夫婦で乗り越えるためのポイント

  • 有休や仕事の予定を共有する
    → どちらが動けるか、冷静に話し合うことで判断がスムーズに
  • 在宅勤務の限界も考える
    → 看病は“そばにいること”が大事。仕事との両立が難しい場合は、思い切って休む選択も
  • 元気な子の気持ちにも目を向ける
    → 「なんで私は保育園なの?」と感じることも。理由を伝えて安心させることが大切
  • 病院に行く前に、妻と情報を共有する
    → 発症のタイミング、症状の変化、もう一人の子の様子など、先生に伝えるための準備を

🔄 役割分担は“夫婦”で調整する

病院に行くのは、ただの“役割分担”じゃない。
その日その日の状況を見ながら、夫婦で柔軟に調整していくことが大事だと感じています。

看病は「そばにいること」「向き合うこと」。
仕事との両立ではなく、子供との時間をちゃんと取ることが、我が家にとっての“看病”です。

そして、双子育児では、病気の子だけでなく、元気な子の気持ちにも目を向けることが欠かせません。
「なんで私は保育園なの?」と感じることもあるからこそ、
その子にもちゃんと理由を伝えて、安心させてあげるようにしています。

🔜 次回予告

次回は、
「病院に行くために休む—その葛藤と、父親としての選択」について書いてみようと思います。

夫婦でどう支え合ったか。
病気の日の夜に、どんな言葉と空気が流れていたかを描いてみます。

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