これから風邪の季節。
小さな子どもは「しんどい」と言葉で伝えられないからこそ、
熱を出す前の“なんとなく調子が悪そう”な感じに、親が気づけるかどうかが大切です。
もし、そんな違いに気づくことができれば、無理をさせずに、予防的な対応ができるかもしれません。
たとえば、ゆっくり家で過ごす、食事を胃に優しいものにする、早めに寝かせるなど。
もちろん、「ちょっといつもと違うかも」は勘違いでもかまいません。
まずは、「ちょっと変かも」と思ったことを、夫婦で共有してみてください。
それだけで、子どもたちのために少しゆっくり過ごす選択ができたり、家族の安心につながることもあります。
この記事では、我が家で実際にあった
「違和感 → 共有 → 予防対応」の流れをご紹介します。
🧸違和感に気づいた瞬間
昼寝から起きた息子を抱っこしたとき、ふと「いつもと違うかも」と思いました。
頭に汗をかいていて、身体が少し熱い気がしたんです。寝ていたら体温が上がるのは普通だけど、なんとなく違和感がありました。
はっきりした症状があるわけでもなく、「気のせいかもな」と思う程度。
でも、その違和感を妻に伝えました。
「汗、ちょっと多いかも。身体も暑い気がする」
そう言ったとき、正直、勘違いでもいいと思っていました。
ただ、共有しておけば、妻も“いつもと同じかどうか”という視線で見てくれる。
それだけで、安心感がありました。
🧠間違っていてもいいから、違和感を共有する
小さな子どもは、まだ「しんどい」と言葉で伝えられません。
だからこそ、親が“普段との違い”に気づくしかない。
その違いは、汗の量だったり、体温だったり、遊び方の勢いだったり。
少し甘えたような様子も、ヒントになります。
我が家は双子育児なので、もう一人の子との比較が気づきのきっかけになることもあります。
今回も、娘は汗をかいていなかったので、息子の様子が際立って見えました。
違和感は、決定的なものじゃなくていい。
間違っていても、共有できたら、それだけで“様子を見る”という選択ができる。
それが、無理をさせない育児につながります。
👫夫婦で“もしも”を話し合う時間
その夜、子どもたちをいつも通り寝かせたあと、妻と息子の様子を振り返りました。
「熱っぽかったね」
「汗もかいてたし、ちょっと甘えた感じだった」
そんなふうに確認し合いながら、「やっぱり調子が悪かったんだろうね」と話しました。
明日、もし悪化するならどうするか——その前提で、夫婦で“もしも”の話し合いをしました。
- 有休、どっちが取る?
- 病院はどこに連れて行く?
- 元気な方の子はどうする?
すべてを妻に任せきりにしないよう、押し付けにならないように。
我が家では、こうした備えの話し合いを、できるだけ対等にしています。
また、元気な子は保育園に連れていくようにしています。
🛌無理をさせない、予防的な育児
翌日は、外出を控えめにして、少しゆっくり過ごしました。
結果的に、息子は元気になっていて、ホッとしました。
でも、備えていたからこそ、安心して過ごせた。
「違和感に気づいたこと」もありますが、
「違和感を共有して、子どもに無理をさせない選択ができたこと」が、我が家にとっては大切でした。
もちろん、元気な子も忘れてはいけないので、
調子が悪い子は家で様子見しつつ、元気な子は外で遊ぶなど、
夫婦で子どもたちの対応を分担するようにしています。
🧾まとめ:症状の前にある“違和感”と、夫婦の連携
病気の症状は、ネットやAIに聞けばすぐに調べられます。
でも、その前にある「なんか変かも」は、親にしか気づけない。
そして、その違和感は、間違っていてもいい。
共有することで、無理をさせない選択ができるし、安心につながる。
喋れない子どもに無理をさせないために——
我が家では、夫婦で“もしも”を話し合う時間を、大切にしています。
この記事を読んで、子どもの変化に気がついたときに、どうするか。
ぜひ、夫婦で話し合ってみてください。
それだけで、子どもにとっても、親にとっても、ちょっとした安心が生まれるかもしれません。