──僕の認識が変わった日と、今の育児の選択肢
正直、最初はネンネトレーニングに抵抗がありました。
「泣かせっぱなしはかわいそう」と思っていたし、
そんな方法があることすら知りませんでした。
でも、だからといって、正解を知っているわけでもない。
妻が取り組んでいることに、何も言えませんでした。
ただ、見ているだけでした。
妻が取り組んでいた“今のネンネトレーニング”
妻は、ネンネトレーニングの専門家とLINEでやり取りしながら、
子どもたちが安心して眠れる環境を整えていました。
- 部屋から出ないようにゲージを設置
- 温度・湿度の調整
- 遮光カーテンで光を遮る
- カメラで外から様子を見守れるようにする
そして、昼寝の時間になると、泣いてもすぐには部屋に入らず、
専門家と相談しながら、冷静に見守っていました。
その専門家は、他にもトレーニングしている家庭があるようで、
妻が「こういう方法を選ぶ人、けっこういるんだよ」と教えてくれました。
その時、僕は初めて「これは特別なことじゃないんだ」と思いました。
僕の認識が変わった瞬間
👨👩👧👦 「育児放棄じゃない」と思えた理由
- 子どもたちが安心して眠れるようになった
- 妻が少しでも休める時間ができた
- 僕自身が「これは育児放棄じゃない」と思えた
実は、僕の親は驚いています。
「子どもたちだけで寝るんだ?」と。
きっと、昔の寝かせつけの感覚からすると、今の僕たちは非常識なのかもしれません。
昔は「抱っこで寝かさないと愛情不足」「添い寝が当たり前」という考えが強かったからこそ、そう感じるのは当然だと思います。ただ、時代とともに育児の選択肢も変わっているんですよね。
僕たちの生活には、この方法がピッタリはまってくれました。
だからこそ、今ではこのトレーニングに感謝しています。
世間の動きも、少し調べてみました
僕自身の体験だけでなく、今の育児の流れも気になって、少し調べてみました。
どうやら、ネンネトレーニングは昔と今で大きく認識が変わってきているようです。
🚨 今の専門的なネンネトレーニングが大切にすること
専門家と取り組む現代のネンネトレーニングは、「泣かせっぱなし」が目的ではありません。
- 「眠れる部屋づくり」:環境整備が最優先で、安心して眠れる土台をつくる。
- 「適切なタイミングでの介入」:ただ放置するのではなく、専門家と相談しながら冷静に見守り、必要な時だけ介入する。
- 「親のメンタルケア」:衝動的に部屋に入らないように工夫するなど、親の罪悪感やストレスを軽減する仕組みを取り入れる。
🧠 ネンネトレーニングの今と昔の違い
| 昔(2000年代以前) | 今(2020年代以降) | |
|---|---|---|
| 睡眠の認識 | 添い寝・抱っこ・授乳で寝かせるのが一般的。「寝ないのは親の努力不足」とされる風潮もあった。 | 睡眠の重要性が科学的に認知。脳の発達、情緒安定に昼夜の睡眠が重要とされる。 |
| 支援体制 | 専門家の存在はほぼなく、育児書や親の経験が頼り。 | ネンネトレーニングの専門家やコンサルタントが増加。LINEやZoomでの個別相談が普及。 |
| 社会的な共有 | 「泣かせっぱなしはかわいそう」という感覚が強く、ほとんど知られていなかった。親が孤立しやすかった。 | SNSやブログで体験談が共有され、“孤独な育児”から“つながる育児”へと変化。 |
🌍 世の中的な普及状況
日本国内ではまだ「一般的」とまでは言えませんが、都市部や共働き家庭を中心に関心が高まっています。特に、保育園入園前の「生活リズムづくり」や「夜泣き対策」として導入する家庭が増加している傾向があります。
海外(特に欧米)では、ネンネトレーニングは育児の一環として広く認知されており、専門家の支援が当たり前になっている地域もあります。
まとめ:正解はわからない。でも、僕たちには合っていた
ネンネトレーニングには賛否があると思います。
僕も最初は抵抗がありました。
たぶん、これが正解というわけではない。
でも、僕たちの生活にはピッタリはまってくれました。
もし今、寝かしつけで悩んでいる方がいたら、
こういう選択肢もあるんだと、知ってもらえたら嬉しいです。
そして、もしこの選択肢を選ぶなら、必ず夫婦で納得して取り組むことが大切です。
妻の努力と、僕の認識の変化がセットになって、ようやく成功したのだと思っています。夫婦で足並みを揃えることこそが、新しい育児の選択肢を成功させるカギだと感じています。