「動画を見せると一瞬で静かになる。でも、終わらせる時のあの“どうにもならない癇癪”……」
育児中の親なら、一度は味わったことがあると思います。
この記事では、スマホを奪い取って大泣きされる毎日から抜け出し、親が主導権を持って動画と付き合えるようになるヒントをお伝えします。
前回の記事では、ワンオペの限界で「今回だけ……」とテレビをつけた結果、翌日から双子に猛烈なアンコールを浴びるという、私の手痛い失敗談を書きました。
2歳児の学習能力、本当に侮れません。
さて、その記事の最後で触れた「スマホやタブレットでは絶対に見せない」という我が家のルール。
今回は、なぜあえて“テレビ”なのか、その理由を深掘りしていきます。
※最初にお伝えしておきますが
これはあくまで私個人の考えであり、一つの提案です。私は育児の専門家ではありません。
日々悩み、失敗もする「普通のパパ」です。
「素人が必死に考えた一案」として、気楽に読んでいただければ嬉しいです。
1. スマホは「自分のもの」、テレビは「家族のもの」
私が最も警戒しているのは、2歳児の「所有意識」です。
スマホやタブレットは、子どもが小さな手で“持ててしまう”デバイス。
2歳児にとって、手に持てるものは「自分のおもちゃ(所有物)」として認識されやすい。
だから、親がスマホを回収しようとすると、
「自分の大切なものを奪われた!」
という強烈な喪失感につながり、あの爆発的な癇癪が起きるのではないかと考えています。
一方で、テレビは壁や台に固定された「家族みんなの家電」。
- スマホを消す: “自分の宝物を奪われる”痛み
- テレビを消す: “映画館の上映が終わった”ような環境の変化
この物理的な距離感が心理的な距離感を生み、終わりの納得感に差が出る。
これが私の仮説です。
「スマホを取り上げた瞬間、泣き声が爆発するあの感じ……経験ありませんか。」
2. 「親が主導権を握れるか」という死活問題
前回の失敗で痛感した通り、2歳児は「一度できたことは次もできる」と学習します。
だからこそ、「誰がそのスイッチを押せるか」が非常に重要です。
| 特徴 | スマホ・タブレット | テレビ |
|---|---|---|
| 操作の主体 | 子どもが勝手に触りやすい | 親がリモコンで管理 |
| 場所の固定 | どこでも見られる | リビングの定位置だけ |
| 終わり方 | “奪い取る痛み”がある | “終わる納得”がある |
| 双子の反応 | 奪い合いが起きやすい | 二人で同じ方向を向く |
テレビなら、リモコンを隠すだけで「物理的に見られない状態」を作れます。
「パパやママが操作しないと魔法(動画)は始まらない」
という環境を整えることで、子どもが勝手に依存していくリスクを最小限に抑えています。

3. 双子育児における「スマホ」の危険性
我が家は双子なので、スマホ一つで家の中が戦場になります。
一人がスマホを持った瞬間、もう一人がダッシュで奪いに来る。
取り合いになれば泣くし、仲良く見せようとすれば頭がぶつかって泣く。
“平和のための動画”が、一瞬で“争いの火種”になる。
これがスマホの怖さです。
テレビは最初から「みんなで同じ方向を向いて見る」という前提があるため、
「みんなで座って見ようね」という声かけがしやすく、自然と共有のルールを学べるツールだと感じています。
4. 外出先での「例外」をどう考えるか
「じゃあ、外出先でどうしても……という時は?」
もちろん、我が家も“絶対”ではありません。
新幹線の移動中や病院の待ち時間など、どうしてもスマホに頼る場面はあります。
ただし、その時も 「スマホを子どもに渡さない(親が持ったまま見せる)」 というルールだけは守っています。
さらに、外出先では次のような小さな工夫も。
- 親がスマホを持ったまま角度だけ調整する
- 見せる時間を短く区切る
- 終わりの合図(「おしまいの音」や「終わりの言葉」)を毎回同じにする
主導権さえ手放さなければ、終わった時のダメージ(癇癪)を少しでも小さくできると感じています。

まとめ:完璧な答えはないけれど
今回の考えは、専門家の理論ではありません。
「スマホを取り上げる時のあのどうにもならない癇癪を、なんとかしたい」という一心で、必死に考えた結果です。
- スマホ・タブレット: 子どもが主導権を奪いやすく、依存しやすい
- テレビ: 親が管理しやすく、適切な距離感を保ちやすい
「動画を見せること」自体を悪とするのではなく、
「親がコントロールしやすいデバイス(環境)を選ぶ」。
これが、今の我が家なりの精一杯の答えです。
そして最後に、ひとつだけ問いを置いて終わります。
あなたの家庭では、どんな“距離感”がちょうどいいでしょうか。
外出先での工夫や、ご家庭ならではのルールがあれば、ぜひコメントで教えてください。
