「もう、降りたい!」
最近、我が家の双子たちはベビーカーに乗っている最中、座面で立ち上がったり、外に出ようと暴れたりすることが増えてきました。親としては安全に運んでいるつもりでも、子供たちにとっては、そろそろこの「狭い椅子」は卒業のタイミングなのかもしれません。
今日は、2歳半を迎えた双子のベビーカー事情と、成長に合わせて考える「二人を安全に運ぶ次なる戦略」についてお話しします。
1. 双子用のベビーカーで過ごした2年半という歳月
振り返れば、双子用のベビーカーを購入したのは、子供たちが生まれる前でした。妻が妊娠している間に購入してしまおうということになり、一緒に大阪の直営店に行って横並びのベビーカー(エアバギー ココダブル)を購入しました。それから2年半、子供の成長を支えてくれる私たちにはなくてはならない大切な「道具」でした。
初めて二人を乗せた時のことを、今でも鮮明に覚えています。一番きつく締めたはずのベルトでも、まだ頼りない小さな体の間に、驚くほどの隙間があったこと。当時はまだ外出もほとんどせず、玄関を占領するその巨大な塊は、「本当にこれを使いこなす日が来るのだろうか」と思うほど、使用頻度が低いものでした。
生後半年を過ぎ、妻が毎日二人を連れて散歩に出るようになると、ベビーカーは我が家の生活の要になりました。私も、土日の晴れた日はほぼ毎週のように、二人を連れて家の周りを1時間ほど散歩したものです。
最初は片手でも軽々と押せていた二人。それがどんどん大きくなり、気づけばベルトの隙間はなくなり、今や冬のダウンを着た二人が座るとシートはパンパンです。 この横並びのベビーカーは、隣同士だからこそ、二人が肩を寄せ合ってじゃれ合ったり、同じ景色を見て笑い合ったり。そんな**「双子ならではの隣り合わせの景色」**を作ってくれたのが、このベビーカーでした。
2. ベビーカーパパの「やらかし」:エレベーターという名の密室戦
ベビーカー生活において、最大の難所は「エレベーター」です。
駅のホームに電車が入ってくる音が聞こえ、「よし、あれに乗るぞ!」と意気込んでも、立ちはだかるのはエレベーター待ちの長い列。階段を使えば一瞬なのに、ベビーカーという相棒がいる以上、列の最後尾に並ぶしかありません。結局、目の前でドアが閉まり、走り去る電車を何度も見送ってきました。
さらに気まずいのが、ようやく順番が回ってきたエレベーターが「小さいタイプ」だった時です。 横並びの双子用ベビーカーを突っ込んだ瞬間、中にはもう大人一人が入るのがやっとのスペースしか残りません。
「すみません、これで満員です……」
後ろに並んでいる方々の視線を感じながら、閉まるドアの隙間で小さくなるあの申し訳なさ。「公共の場を占領してしまっている」という葛藤は、ベビーカー生活における切実な「あるある」ではないでしょうか。
3. 総重量40kgの壁と、体力的な限界
しかし、成長は微笑ましいばかりではありません。 現在、子供たちの体重は合わせて約30kg。車体の10kgを合わせると、総重量は40kgに達します。
40kgの物体を慣性の中でコントロールし、段差や曲がり角で安全を担保するのは、物理的にも体力的にも限界が見え始めていました。公園が遠いので、妻と二人で行き帰りに交代してベビーカーを押しています。最近、子供たちが「歩きたい!」と暴れ出すのは、親の体力の限界と、彼らの自立心の成長がちょうど交差したサインなのでしょう。
4. 「1対2」の数的不利という現実
とはいえ、我が家はすぐに「ベビーカーなし」に踏み切れないのが、双子育児の難しいところだと感じています。
- 成長の非対称性: 一人は元気に走り回れるが、もう一人はまだ大人のサポートが必要。
- 制御不能な行動: 二人が別々の方向に走り出した瞬間、親の体は一つしかありません。二人を同時に自由に歩かせることは、今の環境ではまだ不可能です。
特に共働きの我が家にとって、平日の送り迎えや急ぎの移動で「ベビーカーなし」を選択するのは、まず不可能。現時点では子供の安全を守るどころか、移動することすらできないと判断しています。
5. 解決策は「ベビーカーのアップデート」
そこで私たちが今検討しているのが、完全にやめるのではなく、今の双子用から**「一人乗りベビーカー + 補助ステップ(立ち乗りシート)」**へのアップデートです。
これは年の差兄弟を育てるご家庭でよく見られる工夫ですが、今の我が家にはこれがベストな「最適解」ではないかと考えています。
- 歩きたい子の欲求を満たしつつ、
- 疲れたり危険な場所ではサッと乗せられる。
- そして何より、双子用よりはるかに軽量で小回りが利く。
双子だからといって、ずっと同じ座席に縛り付ける必要はない。それぞれの個性に合わせた「移動の形」へ、戦略的に転換する時期が来たのだと感じています。

6. 「隣り合わせの特等席」からの卒業
新しい装備に変われば、二人が横に並んでじゃれ合う姿は見られなくなります。そう思うと、便利さと引き換えに失われる景色に、少しだけ胸が締め付けられる思いです。
でも、それは二人がそれぞれの足で、自分の人生を歩き出した証。 重たくなったハンドルを握り直し、あと少しだけ、この40kgの幸せな重みを噛みしめながら、最後の日まで今のベビーカーを使い倒そうと思います。
【次回予告】 さて、この想い出が詰まりに詰まった双子用ベビーカー。次の方へ繋ぐべく、いよいよメルカリへの出品準備を始めます。 次回は、**「大型の中古ベビーカーを賢く売買するためのチェックポイント」**を、AIと議論した内容でお届けします。プレパパ・ママ必見の内容にする予定ですので、お楽しみに!